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「紙には目がある」

タイトル通り、紙には「目」があります。

と言っても、おめめではありません。

縦目、横目という目です。

紙を製造するときに出来てしまうパルプ繊維の流れ目です。

紙を近くでよーーく見ると、、、見てもわかりません。

見えないけど印刷屋にとってはこれ、かなり重要。

繊維の流れる目によって紙のしなりやすい方向、折りやすい方向が決まってきます。

たとえば本を作る時、基本的には紙の繊維が上から下にはしるように紙を使います。
こうしないと、

・読むとき本が開きにくい、硬い感じがする

・本を開いた中心がしわになってしまう

等、ちょっとしたことですがこういう現象が出てしまいます。

封筒を作る場合、目を間違えると貼り合わせの所がしわになってしまいます。
(封筒の裏のセンター部分の貼り合わせのところ)

ためしに、お手元にある紙を小さく切って水に浮かべてみて下さい。

そうすると紙の両端がくるんと持ち上がって丸まってしまうと思います。

その丸まる方向が繊維の流れ目と関係があるので、何回やっても同じ方向に丸まります。

ちょっと厚めの紙を折る時もわかります。縦か横か折ると、どちらかが折りやすいです。

印刷屋はこの目の方向を非常に気にします。

ただし、紙をどうつかうかの段階でどうしても目を逆にしなければコストが合わないときは目を無視して使うことがあります。

私は本を開いた瞬間、職業柄、「あ、これ目が逆・・・」と思ってしまう印刷屋の悲しい癖があって、、、

内容を読む前にどうしてもこんなとこ気になってしまいます。




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