動画で紹介「本のできるまで」
| 7. 2色印刷 |
【解説】
この機械は２色機（にしょくき）といって同時に２色まで刷ることができます。
しかも、機械の設定を変えることにより、紙の片面２色刷るか、両面１色ずつ刷るか変えることができます。
反転機（はんてんき）と呼ばれるタイプの印刷機です。
この動画では、黒に近いコン色と赤味の黄色を刷っています。
フルカラー４色印刷ではきまったインクを使いますが、これは特色（とくしょく）といってオペレーターがインクを数種類まぜてこの色を出します。
色の見本を見ながら、いろいろなインクを混ぜて色を作ります。
絵を描くときに絵の具を混ぜるのと同じ感覚ですね。
ぴったりと見本に合った色を出すには、かなりの熟練とセンスが必要になります。
誰がどう見ても見分けがつかないほど、ぴったりと色を合わせなくてはなりません。
職人さんの腕がためされるところです。
この動画では紙が印刷機に入っていく様子がよくわかります。
吸盤で上から紙を持ち上げ、その隙間に後から空気を吹き込んでいます。
隙間に空気を吹き込むことによって、上の一枚が下と離れます。
そして一番上の一枚だけ機械に送り込みます。
上から吸うエアーの強さ、後ろから吹き付ける空気の強さは調節ができます。
重い紙、厚い紙はエアーを強くします。
薄く、軽い紙でエアーを強くしてしまうと、紙が二枚機械に入ってしまいます。
ここもうまく調節することが必要です。
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印刷会社 恒信印刷
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動画「本のできるまで」
