フランス製本　同人誌印刷 用語集

同人誌印刷 用語集「フランス製本」

 

表紙が通常の同人誌より長く、その長くなった分が内側に折られている装丁。

上の写真を見てもらえれば分かると思いますが、長い表紙が内側に折られています。

また、この同人誌は珍しく折れている部分が表1側と表4側で長さが違います。

長さはある程度自由に変えられます。

 

フランス製本はフランス表紙、小口折り、ガンダレとも呼ばれます。

同人誌業界ではどう呼ぶのでしょう、フランス製本でしょうか。

 

この製本でやりにくいところは表紙が内側に折られているため、

本文に表紙をくるんだ後に小口を断裁できません。

天地は表紙をくるんだ後でも最後の仕上げで断裁できます。

ですので本文を丁合した後、表紙をくるむ前に本文の小口を断裁して仕上げてしまいます。

これでひと手間増えますね。

 

また難しいところは表紙の長さが本文よりほんのわずかだけ長いほうが見栄えが良いので、

そのように調整しなければならないところです。

本文とぴったり同じでもよいのですが、短いと本文が見えてしまうのでかっこ悪いです。

折り返し部分は表紙をくるむ前に折ってしまうので、背幅などを計算して調整します。

 

同人誌印刷ではフランス製本というとこのような仕様ですが、

ネットなどで調べるとでてくる一般的なフランス製本はまた別の意味もあり、

職人さんが手ずくリで1冊づつつくる装飾に凝った豪華な本のようです。

 

フランス製本の表紙はだいたい表2、3にも印刷をすることが多いです。

表紙を開いて、折り返しを開くとイラストがある。

そんなパターンです。

 

コーシン出版はフランス製本もできますので、是非ご相談お待ちしております。