小口染 同人誌印刷 用語集
同人誌印刷 用語集「小口染」
小口染とは同人誌(本)の本文の天地と小口を色で染める加工のこと。
上のイラストのように本文の切り口に色がついています。
ちょっと凝った同人誌になります。
メニューに載せてはいませんが、コーシン出版でもこの加工はできます。
染める色は何色かありますので、選ぶことができます。
お値段はお見積りいたします。
この加工をやる上での注意点がいくつかあります。
・表紙はPP貼りをします。マット貼りは色がついてしまうのでできません。
PP貼りならば色がついても拭いて落とせます。
・塗った塗料が少しだけ本文にしみてしまいます。
・できるだけ厚い(ページの多い)本のほうが加工の効果がでます。
・本文に断ち切りが多い場合は色が混ざってしまいます。
断ち切りのない絵柄のほうが小口が綺麗になります。
上質紙やコミック紙(白)を使ってください。
小口染の主な目的は、以下の通りです。
●仕上げの美しさ
小口を染めることで、本の外観をより美しく仕上げます。
特に、白い紙の小口が目立ってしまう場合や、印刷した色と小口の色を統一するために行われます。
●ページの保護
小口を染めることで、ページの端が保護され、紙質が強化されます。
特に、ページの端が目立つ場合や、耐久性を高めたい場合に効果的です。
小口染は通常、以下の方法で行われます。
●塗り込み染め
インクをスポンジやブラシなどを使って、手作業で小口に塗り込む方法です。
この方法は手間がかかりますが、色を均一に塗りつぶすことができます。
●スプレー染め
小口にインクをスプレーする方法です。
インクを均一に吹き付けることで、比較的短時間で効率的に染めることができます。
小口染は、同人誌を美しく仕上げるために重要な工程です。
紙の端がきれいに仕上がることで、読者に対する印象を向上させ、本の質感や品質を高めます。